第一種衛生管理者 過去問
令和8年4月公表
問17 (労働衛生(有害業務に係るもの) 問7)
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問題
第一種衛生管理者試験 令和8年4月公表 問17(労働衛生(有害業務に係るもの) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- カドミウム中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられる。
- クロム中毒では、貧血、腹部の疝(せん)痛などの症状がみられる。
- ベリリウム中毒では、溶血性貧血、尿の赤色化などの症状がみられる。
- マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。
- 金属水銀の標的臓器は脳で、その中毒では、手指の震え、精神障害などがみられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
労働安全衛生法第22条によると、
事業者は、
原材料等による健康障害を防止するため、
必要な措置を講じなければなりません。
カドミウム中毒では、
腎臓の機能低下から、
骨や関節の障害、貧血などがみられますので、
これは誤った記述であると考えられます。
なお、
水銀中毒では、
感情不安定などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられます。
クロム中毒では、
皮膚障害や鼻中隔穿孔などがみられますので、
これは誤った記述であると考えられます。
なお、
鉛中毒では、
溶血性貧血や腹部の疝痛などの症状がみられます。
ベリリウム中毒では、
長期にわたるばく露により、
ベリリウム肺と呼ばれる肺の炎症を生じますので、
これは誤った記述であると考えられます。
なお、
鉛中毒では、
溶血性貧血などの症状がみられることがあります。
マンガン中毒では、
精神障害や、
手指の震えなどの症状などがみられます。
なお、
塩化ビニル障害では、
指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられます。
金属水銀は、
脳に蓄積しやすく、
手指の震え、精神障害などの原因となります。
正しいものを選びますので、
これが正答であると考えられます。
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02
労働衛生(有害業務に関するもの)出題数10問のうち、「金属などによる健康障害」に関する問題です。
毎回の様に出題されますので覚えた方が良いと思います。
誤りです。
カドミウムのヒュームに暴露される(さらされる)と上気道炎・気管支炎、肺炎、肺浮腫、骨軟化症などが生じ、高濃度の吸入暴露は致命的な肺浮腫や腎不全(腎機能障害)を生じさせ、死に至ることもありますので誤りです。
代表的な公害病として「イタイイタイ病」や「足尾銅山鉱毒事件」があります。
感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状が見られるのは金属水銀中毒です。
誤りです。
クロム中毒では、鼻中隔穿孔、肺癌、胸痛、咳、呼吸困難、体重減少などの症状がみられますので誤りです。
溶血性貧血、尿の赤色化、腹部の疝(せん)痛などの症状は、鉛中毒の症状です。
誤りです。
ベリリウム中毒は、ベリリウムの粉じん・ヒュームを吸入することによって起こる疾患で、急性と慢性があり、急性ベリリウム中毒では、鼻咽頭炎・気管支炎・劇症といった化学物質誘発性の肺炎を引き起こし、慢性ベリリウム中毒(ベリリウム肺)では、肉芽腫性肺炎、胸痛、関節痛、体重減少、発熱などの症状が見られますので誤りです。
溶血性貧血、尿の赤色化などの症状がみられるのは、砒(ひ)素中毒です。
他には、皮膚に障害が現れるので角化症(皮膚の角質が厚く硬くなる)、黒皮症(皮膚の黒ずみ、色素沈着)などを発症し、また、鼻中隔穿孔、肝障害(黄疸や肝硬変)、末梢神経障害(しびれ)を引き起こします。
代表的な事件としては「森永ヒ素ミルク中毒事件」や「和歌山毒物カレー事件」があります。
誤りです。
マンガンのヒュームに暴露される(さらされる)と脳に障害を与え頭痛、めまい、嘔吐等や振せん(震え)、筋のこわばり、言語障害、歩行障害などのパーキンソン病に似た症状が見られますので誤りです。
指の骨の溶解、肝臓血管肉腫、肝脾腫、食道及び胃の静脈瘤、皮膚の硬化性病変などの症状は、塩化ビニル中毒です。
正解です。この問題の正答になります。
金属水銀の蒸気を吸入すると、脳や肝臓に障害を与え、頭痛、振せん(震え)、幻覚、めまい、嘔吐、不安定歩行、鈍いメンタルレスポンス、神経伝導速度の異常、衰弱、感情不安定、筋けいれんなどの精神障害、歯肉炎・歯肉痛歯根炎・唾液分泌過剰などの口腔粘膜障害などの症状がみられますので正解となります。
代表的な公害病として「水俣病」や「第二水俣病(新潟水俣病)」があります。
「環境省化学物質情報検索支援システム」(https://www.chemicoco.env.go.jp/)
「厚生労働省職場のあんぜんサイト」(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/index.html)
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03
金属などによる健康障害についての問題です。
労働災害を防ぐためにも必要な知識です。
では、選択肢をみていきましょう。
誤りです。
カドミウム中毒では、
上気道炎、肺炎、腎機能障害などがみられます。
感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられるのは、
金属水銀中毒です。
誤りです。
クロム中毒では、
急性だと嘔吐・下痢・腹痛などの消化器症状、腎障害、
肝障害、呼吸器症状がみられます。
慢性だと鼻中隔穿孔、肺がん、上気道がんを引き起こします。
貧血、腹部の疝痛などの症状がみられるのは、鉛中毒です。
誤りです。
ベリリウム中毒は、
ベリリウムやその化合物の粉じんを吸い込むことで起こるため、
主な症状は呼吸器症状で、せきや息切れ、
倦怠感といったものがみられます。
溶血性貧血、尿の赤色化などの症状がみられるのは、砒素中毒です。
誤りです。
マンガン中毒では、筋のこわばり、ふるえ、歩行困難などの神経症状がみられ、
パーキンソン病に似た症状といわれています。
指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられるのは、
塩化ビニル中毒の慢性ばく露です。
正しいです。文のとおりです。
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