第一種衛生管理者 過去問
令和8年4月公表
問11 (労働衛生(有害業務に係るもの) 問1)

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問題

第一種衛生管理者試験 令和8年4月公表 問11(労働衛生(有害業務に係るもの) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。
ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
  • アクリロニトリル
  • アンモニア
  • エチレンオキシド
  • 二酸化硫黄
  • ホルムアルデヒド

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この過去問の解説 (3件)

01

労働安全衛生法第2条によると、

化学物質は元素及び化合物をさします。

 

また、1気圧は、

約760mmHg(約101.3khPa)です。


 


 

選択肢1. アクリロニトリル

アクリロニトリルは、

蒸気圧が約109mmHg(約14.7kPa)であり、

容易に揮発し、

空気中では蒸気として存在しているといえますので、

これが正答であると考えられます。


 

選択肢2. アンモニア

アンモニアは、

蒸気圧が約7500mmHg(約1000kPa)であり、

25℃、1気圧下では気体の状態で存在しているといえます。


 

選択肢3. エチレンオキシド

エチレンオキシドは、

蒸気圧が約1310mmHg(約174kPa)であり、

25℃、1気圧下では気体の状態で存在しているといえます。


 

選択肢4. 二酸化硫黄

二酸化硫黄は、

蒸気圧が約2930mmHg(約391kPa)であり、

25℃、1気圧下では気体の状態で存在しているといえます。


 

選択肢5. ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒドは、

蒸気圧が約3890mmHg(約519kPa)であり、

25℃、1気圧下では気体の状態で存在しているといえます。


 

まとめ

蒸気圧は、

密閉容器の中にある液体の蒸発と気体の凝縮の均衡が取れて平衡状態にあるときの

気体の圧力のことをいいます。

 


 

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02

常温・常圧での化学物質の空気中における状態についての問題です。

今回は「蒸気」を答えるものですが、過去には「ガス」問う場合もありました。

過去問題を解き、よく出てくる物質について覚えるようにしましょう。

では、選択肢をみていきます。

選択肢1. アクリロニトリル

正しいです。

他に蒸気の物質として

水銀、トリクロロエチレン、ニッケルカルボニルなどがあります。

選択肢2. アンモニア

誤りです。

アンモニアは「ガス」です。

選択肢3. エチレンオキシド

誤りです。

エチレンオキシドは「ガス」です。

 

選択肢4. 二酸化硫黄

誤りです。

二酸化硫黄は「ガス」です。

選択肢5. ホルムアルデヒド

誤りです。

ホルムアルデヒドは「ガス」です。

参考になった数5

03

労働衛生(有害業務に関するもの)出題数10問のうち、「常温・常圧における空気中の状態」に関する問題です。出題頻度が高いので覚えた方が良いと思います。

 

「化学物質 元素及び化合物をいう。」
(労働安全衛生法第2条第3号の2)

 

参考
化学物質には、気体、液体、個体の3種類があります。
空気中における状態として、個体には粉じん(ダスト)ヒューム(粉じんより細かいもの)液体にはミスト(霧状の粒子)気体にはガスがあります。また液体・個体の物質が蒸気圧により揮発・昇華して気体となった蒸気があります。
 

選択肢1. アクリロニトリル

正解です。この問題の正答になります。

 

アクリロニトリルの融点は-83.55℃、沸点は77.3℃です。従って常温では液体ですが、蒸気圧により気化して、蒸気となりますので正解となります
なお無色の流動性の液体で、軽く・甘い臭気があり、水に溶けます。

 

選択肢2. アンモニア

誤りです。

 

アンモニアの融点は-77.7℃、沸点は-33.35℃です。常温・常圧では気体(ガス)ですので誤りとなります
なお無色の気体で、刺激的な尿臭があります。

選択肢3. エチレンオキシド

誤りです。

 

エチレンオキシドの融点は-111.7℃、沸点は10.6℃です。常温・常圧では気体(ガス)ですので誤りとなります
なお無色の気体で、傷んだリンゴ臭があります。

 

選択肢4. 二酸化硫黄

誤りです。

 

二酸化硫黄の融点は-75.5℃、沸点は-10.0℃です。常温・常圧では無色の気体あるいは圧縮液化ガスですので誤りとなります
別名は亜硫酸ガスで、刺激臭があります。

 

選択肢5. ホルムアルデヒド

誤りです。

 

ホルムアルデヒドの融点は-118℃、沸点は-21℃です。従って常温・常圧では気体(ガス)になりますので誤りとなります
なお、無色透明の気体で、窒息性の刺激臭がします。水によく溶けます。

まとめ

「労働安全衛生法」(e-GOV)(https://laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057)
「環境省化学物質情報検索支援システム」(https://www.chemicoco.env.go.jp/

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